ビジネス文書 – 8月の時候の挨拶文例
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8月は1年のうちで、もっとも暑い時期です。
一方で、暦の上では上旬に立秋を迎え、秋に向かって季節が移ろいはじめます。
お盆の時期を過ぎると、少しずつ秋の気配が感じられるようになる地域も多いでしょう。
20日を過ぎるとまもなく二十四節気の処暑を迎え、厳しい暑さがやわらぎ、秋めいてきます。
実生活では残暑も厳しく、まだまだ夏が続くかのように思いますが、後半はやがて訪れる秋を意識した季節の言葉を添えるといいでしょう。
8月上旬に使う時候の挨拶
8月上旬から中旬にかけては、時候の挨拶で次のような言葉を添えるのが適切です。
なお、上旬・中旬・下旬を問わず使える表現もあります。
-【漢語調】時候の挨拶の例文
- ・盛夏の候
- ・盛暑の候
- ・酷暑の候
- ・大暑の候
- ・三伏の候
- ・炎暑の候
- ・納涼の候
- ・避暑の候
- ・晩夏の候
- ・残暑の候
- ・季夏の候
- ・暮夏の候 など
- ※「候」は、「みぎり」または「折」に変えても可
-【口語調】時候の挨拶の例文
- ・猛暑が到来し、うだるような暑さが続いています。
- ・立秋とは名ばかりの、厳しい暑さが続いております。
- ・立秋を過ぎ、暦の上では秋となりましたが、暑い日が続いております。
- ・土用明けの暑さはことのほか厳しく、涼しい季節が待ち遠しいこの頃です。
- ・例年にない猛暑が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
- ・真夏の日差しの強さが身にしみるこの頃です。
- ・残暑いまただ衰えず、寝苦しい夜が続いております。
- ・夏祭りの太鼓の音、夜空を彩る花火が美しい今日この頃です。
- ・ひまわりが力強く咲き、蝉しぐれが降りそそいでいます。
- ・猛暑が続きますが、朝夕吹く風にかすかに秋の気配を感じる今日この頃です。
- ・残暑いまだ厳しく、秋の到来が待ち遠しいこの頃です。
- ・残暑お見舞い申し上げます。 など
8月下旬に使う時候の挨拶
8月中旬から下旬にかけては、時候の挨拶で次のような言葉を添えるのが適切です。
-【漢語調】時候の挨拶の例文
- ・残暑の候
- ・晩夏の候
- ・暮夏の候
- ・納涼の候
- ・早涼の候
- ・初秋の候
- ・処暑の候(※8月23日~9月6日頃)
- ・新涼の候
- ・立秋の候
- ・秋初の候
- ・秋暑の候
- ・秋炎の頃
- ・残炎の候
- ・向秋の候 など
- ※「候」は、「みぎり」または「折」に変えても可
-【口語調】時候の挨拶の例文
- ・残暑お見舞い申し上げます。
- ・残暑お伺い申し上げます。
- ・暑さも峠を越え、朝夕に心地よい風が吹く季節となりました。
- ・残暑厳しい毎日が続いておりますが、夜空に秋の気配を感じる季節となりました。
- ・暑さもようやく峠を越え、夜風に涼しさをおぼえるこの頃です。
- ・暑さも一段落し、にわかに秋めいてまいりました。
- ・どこからともなく聞こえてくる虫の音に、秋の訪れを感じるこの頃です。
- ・8月も残りわずかとなり、空の色もいつのまにか秋めいております。
- ・朝夕に涼風が立ちはじめ、秋の気配がただよいはじめました。
- ・残暑がいまだ厳しい中、赤とんぼやすすきの穂を見かけるようになりました。 など
8月のビジネス文書の例文
頭語・結語、時候の挨拶、相手の繁栄を喜ぶ・日頃の感謝を伝える言葉、結びの挨拶を含む、8月にふさわしいビジネス文書の文例を紹介します。
-8月上旬~中旬に送るビジネス文書の例
拝啓 酷暑の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素は格別なご高配を賜り、心より感謝申し上げます。
さて、
・・・(主文)・・・
暑さ厳しき折から、くれぐれもご自愛のほどお願いいたします。
まずは略儀ながら、書中にてご挨拶申し上げます。 敬具
平素は格別なご高配を賜り、心より感謝申し上げます。
さて、
・・・(主文)・・・
暑さ厳しき折から、くれぐれもご自愛のほどお願いいたします。
まずは略儀ながら、書中にてご挨拶申し上げます。 敬具
-8月中旬~下旬に送るビジネス文書の例
拝啓 向秋の候、皆さまにおかれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
日頃より多大なるご厚情を賜り、深く感謝申し上げます。
さて、
・・・(主文)・・・
残暑厳しき折から、どうぞご壮健にてお過ごしください。
取り急ぎ、書中にてご案内申し上げます。 敬具
日頃より多大なるご厚情を賜り、深く感謝申し上げます。
さて、
・・・(主文)・・・
残暑厳しき折から、どうぞご壮健にてお過ごしください。
取り急ぎ、書中にてご案内申し上げます。 敬具
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