ビジネス文書 – 2月の時候の挨拶文例
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2月は1年のうち、最も冷え込みが厳しくなる時期です。
一方で、上旬には二十四節気の立春を迎え、暦の上では春のはじまりです。
また雪が降る日も多いですが、東風(春の風)が吹き、梅の花が咲き始め、うぐいすが鳴いて春の到来を告げる季節でもあります。
したがって、2月の時候の挨拶では、春の兆しや訪れをイメージできるような言葉を添えるのがふさわしいといえるでしょう。
2月上旬に使う時候の挨拶
2月上旬から中旬にかけては、時候の挨拶で次のような言葉を添えるのが適切です。
なお、上旬・中旬・下旬を問わず使える表現もあります。
-【漢語調】時候の挨拶の例文
- ・立春の候
- ・節分の候
- ・三寒四温の候
- ・向春の候
- ・春寒の候
- ・梅花の候
- ・梅鶯の候
- ・余寒の候
- ・大寒の候
- ・酷寒の候
- ・厳寒の候
- ・晩冬の候
- ・晩寒の候
- ・浅春の候 など
- ※「候」は、「みぎり」または「折」に変えても可
-【口語調】時候の挨拶の例文
- ・梅のつぼみもふくらみはじめ、春の訪れを感じる季節となりました。
- ・梅花のさわやかな香りがただよう今日この頃です。
- ・立春とは名ばかりの厳しい寒さが続いております。
- ・三寒四温の時節、春の陽気が待ち遠しい今日この頃です。
- ・立春を過ぎ、鶯の初音が聞こえてくる頃となりました。
- ・寒気がなお厳しい今日この頃ですが、早咲きの紅梅に春の兆しを感じております。
- ・春の訪れが待ち遠しい季節となりました。
- ・暦の上では春が立ちながらも、身にしみる厳しい寒さが続いております。
- ・うぐいすの初音に、春の到来を予感するこの頃です。
- ・東風が吹きはじめ、春の足音が近づいてまいりました。
- ・立春を迎え、本格的な春が待ち遠しいこの頃です。
- ・吹く風も春めいて、雪解けも間近となりました。など
2月下旬に使う時候の挨拶
2月中旬から下旬にかけては、時候の挨拶で次のような言葉を添えるのが適切です。
-【漢語調】時候の挨拶の例文
- ・向春の候
- ・春寒の候
- ・早春の候
- ・梅花の候
- ・紅梅の候
- ・梅月の候
- ・梅匂の候
- ・残寒の候
- ・残雪の候
- ・雪解けの候
- ・解氷の候
- ・春雪の候
- ・春浅の候
- ・中陽の候
- ・寒明けの候
- ・軽暖の候 など
- ※「候」は、「みぎり」または「折」に変えても可
-【口語調】時候の挨拶の例文
- ・春一番が吹き、いくらか寒さもやわらいできました。
- ・春寒がゆるみ、梅の便りが訪れる季節となりました。
- ・冬がなかなか去らず、春寒が身にしみております。
- ・冷たい風が身にしみますが、日毎に暖かくなる日差しに春の訪れを予感します。
- ・庭に咲いた水仙が、春の訪れを告げています。
- ・梅の便りが聞かれる季節となりました。
- ・雪解けの水がぬるみ、春の足音が聞こえてまいりました。
- ・春近しといえども、まだ冷たい風が吹いております。
- ・残寒の中にも、木々の芽に春の息吹を感じる今日この頃です。
- ・梅花の香る季節となり、春の到来を実感しております。 など
2月のビジネス文書の例文
頭語・結語、時候の挨拶、相手の繁栄を喜ぶ・日頃の感謝を伝える言葉、結びの挨拶を含む、2月にふさわしいビジネス文書の文例を紹介します。
-2月上旬~中旬に送るビジネス文書の例
拝啓 立春の候、貴社ますますご隆盛のこととお慶び申し上げます。日頃より格別のご厚情を賜り、心よりお礼申し上げます。
さて、
・・・(主文)・・・
春はまだ遠く、余寒なお厳しい折、どうかご壮健でお過ごしくださいませ。
まずは略儀ながら、書中にてお知らせいたします。 敬具
さて、
・・・(主文)・・・
春はまだ遠く、余寒なお厳しい折、どうかご壮健でお過ごしくださいませ。
まずは略儀ながら、書中にてお知らせいたします。 敬具
-2月中旬~下旬に送るビジネス文書の例
拝啓 向春の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。日頃より、格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
さて、
・・・(主文)・・・
春はまだ浅く、寒の戻りもある折、何卒ご自愛のほどお願いいたします。
取り急ぎ、書中にてご案内いたします。 敬具
さて、
・・・(主文)・・・
春はまだ浅く、寒の戻りもある折、何卒ご自愛のほどお願いいたします。
取り急ぎ、書中にてご案内いたします。 敬具
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