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ビジネス文書 – 1月の時候の挨拶文例

1月は1年のはじまりの月です。新年を迎え、新たな気持ちでスタートしたいと思う方も多いでしょう。
お正月のイメージが強い月であるため、時候の挨拶でも「新年」や「新春」などの言葉をよく使います。
ただし、お正月を連想させる言葉を使った時候の挨拶は、松の内(門松などの正月飾りがある間)とされる1月7日まで、遅くとも中旬までとするのが一般的です。 また、冬の時期なので、寒さを表す季節の言葉もよく使います。

ビジネス文章 - 1月の時候の挨拶文例

1月上旬に使う時候の挨拶

1月上旬から中旬にかけては、時候の挨拶で次のような言葉を添えるのが適切です。
なお、上旬・中旬・下旬を問わず使える表現もあります。

-【漢語調】時候の挨拶の例文

  • ・新春の候
  • ・初春の候
  • ・迎春の候
  • ・頌春の候
  • ・小寒の候(※1月5日~19日頃)
  • ・寒冷の候
  • ・厳寒の候
  • ・寒風の候 など
  • ※「候」は、「みぎり」または「折」に変えても可

-【口語調】時候の挨拶の例文

  • ・うららかな初春をお迎えになられたことをお慶び申し上げます。
  • ・すがすがしい新年を迎え、気持ちも新たにお過ごしのことと存じます。
  • ・新春とは名ばかりの厳しい寒さが続いております。
  • ・初春にふさわしい、おだやかな陽気が続いております。
  • ・謹んで新年のごあいさつを申し上げます。
  • ・おだやかな初春を迎えられたことと存じます。
  • ・松の内のにぎわいも過ぎ、日常が戻ってまいりました。
  • ・寒中お見舞い申し上げます。
  • ・例年になく暖かな日が続いております。
  • ・寒の入りとともに、寒さが一段と厳しくなりました。
  • ・年末より厳しい寒さが続いております。
  • ・厳しい寒さに風花が美しく舞うこの頃、いかがお過ごしでしょうか。 など

1月下旬に使う時候の挨拶

1月中旬から下旬にかけては、時候の挨拶で次のような言葉を添えるのが適切です。

-【漢語調】時候の挨拶の例文

  • ・小寒の候(※1月5日~19日頃)
  • ・寒冷の候
  • ・厳寒の候
  • ・寒風の候
  • ・大寒の候
  • ・極寒の候
  • ・酷寒の候
  • ・降雪の候 など
  • ※「候」は、「みぎり」または「折」に変えても可

-【口語調】時候の挨拶の例文

  • ・大寒に入り、寒さがいっそう身にしみます。
  • ・吹きすさぶ寒風が身にしみるこの頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。
  • ・厳しい寒さの中、鮮やかな寒椿が花を咲かせております。
  • ・例年になく寒い日が続いておりますが、お元気でお過ごしでしょうか。
  • ・空気が冷たく、北風がいっそう身にしみる今日この頃ですが、お変わりありませんか。
  • ・冷たく澄んだ空気の中、冬晴れに風花が美しく輝く日々が続いております。
  • ・寒さ厳しい折、凛と咲く寒椿に姿勢を正すよう教えられる毎日でございます。
  • ・先日の大雪で、見渡す限り銀世界が広がっております。 など

1月のビジネス文書の例文

頭語・結語、時候の挨拶、相手の繁栄を喜ぶ・日頃の感謝を伝える言葉、結びの挨拶を含む、1月にふさわしいビジネス文書の文例を紹介します。

-1月上旬~中旬に送るビジネス文書の例

拝啓 新春の候、貴社の皆さまにおかれましては、ご健勝にお過ごしのこととお慶び申し上げます。
旧年中は格別のご厚情を賜り、厚くお礼申し上げます。

さて、
・・・(主文)・・・

本年も変わらぬご愛顧を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
末筆ながら、貴社の皆さまの一層のご活躍とご多幸を心より祈念いたします。
まずは略儀ながら、書中にてご挨拶いたします。
敬具

-1月中旬~下旬に送るビジネス文書の例

拝啓 厳寒の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。日頃より、格別ご高配を賜り、心より感謝いたしております。

さて、
・・・(主文)・・・

今後とも変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。
寒さ厳しい時節柄、何卒ご自愛のほどお願いいたします。
まずは略儀ながら、書中にてお知らせいたします。
敬具