ビジネス文書 – 5月の時候の挨拶文例
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5月は野山や草木の緑がいっそう美しくなる時期です。
端午の節句やゴールデンウイークなどの行事もあり、はつらつとした月をイメージします。
上旬には立夏を迎え、暦の上では夏のはじまりの月です。
実生活では春に分類される月ですが、その年や日によって、夏のような暑さを感じるときもあります。
緑が美しく、1年の中でも比較的過ごしやすい好季節なので、さわやかで生き生きとしたイメージの季節の言葉を添えるといいでしょう。
5月上旬に使う時候の挨拶
5月上旬から中旬にかけては、時候の挨拶で次のような言葉を添えるのが適切です。
なお、上旬・中旬・下旬を問わず使える表現もあります。
-【漢語調】時候の挨拶の例文
- ・晩春の候
- ・惜春の候
- ・残春の候
- ・暮春の候
- ・老春の候
- ・葉桜の候
- ・穀雨の候(※4月20日~5月5日頃)
- ・薫風の候
- ・新緑の候
- ・若葉の候
- ・春愁の候
- ・陽光の候 など
- ※「候」は、「みぎり」または「折」に変えても可
-【口語調】時候の挨拶の例文
- ・風薫るさわやかな5月となりました。
- ・五月晴れの好季節、草木の緑がいっそう濃くなってまいりました。
- ・八十八夜の別れ霜といわれるとおり、日毎に夏めいてまいりました。
- ・心地よい風が吹き抜け、若葉の美しい季節になりました。
- ・行く春を惜しむ間もなく、木々の若葉が目にしみる5月になりました。
- ・行く春を惜しみつつも、新緑の輝きに目をうばわれるこの頃です。
- ・新緑が色を増し、日中は汗ばむ陽気もございます。
- ・薫風さわやかで、新緑が輝く季節となりました。
- ・立夏を迎えたものの、やや肌寒い日が続いております。
- ・新緑がまぶしい、すがすがしい季節となりました。 など
5月下旬に使う時候の挨拶
5月中旬から下旬にかけては、時候の挨拶で次のような言葉を添えるのが適切です。
-【漢語調】時候の挨拶の例文
- ・薄暑の候
- ・向暑の候
- ・軽暑の候
- ・微暑の候
- ・万緑の候
- ・薫風の候
- ・新緑の候
- ・若葉の候
- ・青葉の候
- ・初夏の候
- ・軽夏の候
- ・余花の候 など
- ※「候」は、「みぎり」または「折」に変えても可
-【口語調】時候の挨拶の例文
- ・立夏を過ぎ、やや汗ばむ日も増えてまいりました。
- ・草木の緑がいっそう深くなり、青葉の季節となりました。
- ・白くすがすがしい卯の花に、夏の到来を感じる頃となりました。
- ・薫風がすがすがしく、青葉が目にしみる季節となりました。
- ・さわやかな5月の薫風を心地よく感じる今日この頃です。
- ・鮮やかな緑の若葉からただようフレッシュな香りに、初夏の訪れを感じております。
- ・木々の葉が青々と輝き、たくましい生命力を感じるこの頃です。
- ・日を追うごとに強まる日差しに、初夏の到来を感じる季節を迎えました。
- ・緑深い青葉の季節ですが、梅雨の走りを思わせる天気が続いています。
- ・さわやかな初夏の風が吹きながら、早くも走り梅雨のような天気が見られます。 など
5月のビジネス文書の例文
頭語・結語、時候の挨拶、相手の繁栄を喜ぶ・日頃の感謝を伝える言葉、結びの挨拶を含む、5月にふさわしいビジネス文書の文例を紹介します。
-5月上旬~中旬に送るビジネス文書の例
拝啓 若葉の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございます。
さて、
・・・(主文)・・・
薫風さわやかな好季節、貴社の一層のご発展を心より祈念申し上げます。
まずは略儀ながら、書中にてご案内いたします。 敬具
さて、
・・・(主文)・・・
薫風さわやかな好季節、貴社の一層のご発展を心より祈念申し上げます。
まずは略儀ながら、書中にてご案内いたします。 敬具
-5月中旬~下旬に送るビジネス文書の例
拝啓 薫風の候、○○さまにおかれましてはご健勝にお過ごしのこととお慶び申し上げます。
日頃より多大なご厚情を賜り、深く感謝申し上げます。
さて、
・・・(主文)・・・
向暑の折から、○○さまのご壮健を心よりお祈りいたします。
取り急ぎ、書中にてお知らせいたします。 敬具
日頃より多大なご厚情を賜り、深く感謝申し上げます。
さて、
・・・(主文)・・・
向暑の折から、○○さまのご壮健を心よりお祈りいたします。
取り急ぎ、書中にてお知らせいたします。 敬具
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