ビジネス文書 – 9月の時候の挨拶文例
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9月は暑さがやわらぎ、季節が夏から秋へと移ろう時期です。
上旬には、二十四節気の白露(はくろ)を迎えます。
白露とは、草木についた朝露が太陽の光を受けて白い粒のように見える現象です。
夏の終わりから秋にかけて早朝に露がおりやすいことから、季節の変わり目を示します。
また、秋を代表する秋桜や桔梗の花などが咲き、コオロギや鈴虫の鳴き声が聞こえてくると、秋が深まっていくのを感じられるでしょう。
時候の挨拶で、こうした季語を使って秋を表現するのもおすすめです。
9月上旬に使う時候の挨拶
9月上旬から中旬にかけては、時候の挨拶で次のような言葉を添えるのが適切です。
なお、上旬・中旬・下旬を問わず使える表現もあります。
-【漢語調】時候の挨拶の例文
- ・処暑の候
- ・残暑の候
- ・秋暑の候
- ・秋晴の侯
- ・爽秋の候
- ・涼風の候
- ・納涼の候
- ・新涼の候
- ・早涼の候
- ・清涼の候
- ・秋涼の候
- ・白露の候(※9月7日~21日頃)
- ・初秋の候
- ・新秋の候
- ・孟秋の候 など
- ※「候」は、「みぎり」または「折」に変えても可
-【口語調】時候の挨拶の例文
- ・日ごとに残暑も和らぎ、しのぎやすい日が多くなったこの頃です。
- ・高く澄んだ空に、秋の到来が感じられる今日この頃です。
- ・さわやかな秋風に、秋桜の花が揺れる季節となりました。
- ・青く澄みわたる空、涼しい秋風に秋の訪れを感じる今日この頃です。
- ・さわやかな風が肌に心地よく、すがすがしい秋晴れが続いています。
- ・真っ白ないわし雲を仰ぎ見ては、秋の深まりを感じております。
- ・ようやく暑さが去り、木々の間を吹き抜ける涼風が心地よい季節となりました。
- ・空が青く澄み、白いいわし雲とのコントラストが美しい季節となりました。
- ・朝夕涼しい風が吹き、草木に降りる朝露が輝く今日この頃です。
- ・庭の柿の実が色づきはじめ、心地よい涼風がすすきを揺らしています。 など
9月下旬に使う時候の挨拶
9月中旬から下旬にかけては、時候の挨拶で次のような言葉を添えるのが適切です。
-【漢語調】時候の挨拶の例文
- ・秋晴の候
- ・爽秋の候
- ・白露の候(※9月7日~21日頃)
- ・秋涼の候
- ・涼風の候
- ・仲秋の候
- ・秋冷の候
- ・秋分の候
- ・秋気の候
- ・秋色の候 など
- ※「候」は、「みぎり」または「折」に変えても可
-【口語調】時候の挨拶の例文
- ・暑さ寒さも彼岸までというとおり、さわやかな秋晴れの季節となりました。
- ・朝夕吹く風に涼しさを感じる今日この頃です。
- ・朝夕の心地よい涼風に、秋の深まりを感じております。
- ・にぎやかな虫たちの鳴き声に、秋の深まりを感じるこの頃です。
- ・ひと雨ごとに秋が深まり、過ごしやすい季節となりました。
- ・さわやかな秋晴れに、うろこ雲が輝く今日この頃です。
- ・秋分を過ぎ、日の入りがめっきり早くなりました。
- ・彼岸を過ぎましたが、例年にない暑さが続いております。
- ・涼しい秋風が群れ咲いた秋桜の花を揺らす光景が美しい、今日この頃です。
- ・秋雨前線が停滞し、長雨が続いております。 など
9月のビジネス文書の例文
頭語・結語、時候の挨拶、相手の繁栄を喜ぶ・日頃の感謝を伝える言葉、結びの挨拶を含む、9月にふさわしいビジネス文書の文例を紹介します。
-9月上旬~中旬に送るビジネス文書の例
拝啓 初秋の候、貴社におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素は格別なご厚情を賜り、厚くお礼申し上げます。
さて、
・・・(主文)・・・
心地よい秋風の吹く好季節に、いっそうのご活躍を祈念いたします。
まずは略儀ながら、書中にてご案内申し上げます。 敬具
平素は格別なご厚情を賜り、厚くお礼申し上げます。
さて、
・・・(主文)・・・
心地よい秋風の吹く好季節に、いっそうのご活躍を祈念いたします。
まずは略儀ながら、書中にてご案内申し上げます。 敬具
-9月中旬~下旬に送るビジネス文書の例
拝啓 秋晴れの候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
日頃より格別なご厚誼を賜り、心より感謝申し上げます。
さて、
・・・(主文)・・・
末筆ながら、実り多き秋を祈念いたします。
取り急ぎ、書中をもってお知らせいたします。 敬具
日頃より格別なご厚誼を賜り、心より感謝申し上げます。
さて、
・・・(主文)・・・
末筆ながら、実り多き秋を祈念いたします。
取り急ぎ、書中をもってお知らせいたします。 敬具
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